ごきぶりホイホイに、やもりが掛ってしまったことがある。物干し脇の洗濯場でのことだ。そうとう抵抗したと見えて、右手足と、左は肘どころか横腹から尻尾の付根まで、べったりと貼りついている。眼はまだ活きていて、かすかに呼吸もしている。 湯でもかけて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。