久しぶりに、読み屋の仕事が舞込んできた。 今回は、ある文芸雑誌が無名新人に出している賞への応募作の一次選考、つまり下読み・粗選りである。賞の基準に鑑みて、箸にも棒にも掛らぬ作品を振い落して、上の選考に揚げる作品を限定する仕事だ。原稿用紙百枚…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。