一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

勝った

勝った…。選手たち、やってくれた。 凄絶な試合だった。スペインは強かった。対アメリカ戦では封殺されていた、柔らかみのあるシュート力が、蘇っていた。もちろん、制空権はスペインのものだった。一時は、点差も広がりかけた。 日本チームは、諦めなかった…

しょうがない

速報! 感動的と残念至極。女子3×3オリンピック最終予選の件だ。 決勝トーナメント初戦(準々決勝)は激戦のプールDで二位に食込んできたスイス。試合開始は昨日の十九時半。イタリーと開催国オーストリアを上回って上ってきた強豪だが、独特のディフェンス…

見栄

今日こそ散髪にゆく気構えで起床した。時間が自由になる躰だ。選りにも選って日曜日にゆかずとも。さようではあるが、例によりものぐさの一日延ばしで、いけねぇ明日は月曜だ、と追詰められたのだ。起抜けのストレッチのあと、一日分のメールチェックをする…

残念

流れから申せば、パソコン下手くそ噺をもう一つ二つすべきところなれど、そんなこと云ってられぬ重要案件がある。女子3×3バスケの関ケ原的一日が、明日三十日だ。 3×3バスケのルールについては、面倒だから説明省く。チーム四人で試合時間十分。目まぐるしく…

ひとさし

日本語が戻ってきた。案の定、設定チェックの知識不足による、初歩的トラブルだった。説明されれば、なるほどそういうものか、である。 この間数日、メールやSNSを通じて、さらには、あろうことかこのブログ上でも、ご指南やお励ましをいただいた。まことに…

KEN-AN

Honjitsu mo gohuben wo okake-itashimasu.Moushiwake-gozaimasen.TROUBLE ni tsukimashite ha, syochinasi no omoi ga arimashite,senmonka ni syuuhuku-irai ni demukitakatta nodesuga,ainiku RAINY TODAY. Ashi ga niburimashita.Koremo ROUKA-GENSYOU n…

BIMYO~

Arekoreto mogaite orimasuga, mada kaiketsu itashimasen.Nimo kakawarazu, ACCESS itadaitari. STAR made kudasaru katamo.Ohagemashi itami-irimasu. Arigatai-yara,nasakenai-yara.Kimochi BIMYO~~.

TOTSUZEN

Oh, my God!Pasocon totsuzen huguai. Henkan-kinou ga ushinawaremashita.Gen-in humei desu.Toukou wo shibashi yasumimasu.Sorry!

浮いた

朝である。普段であれば、ゴミ袋のチェックを済ませて、就寝する時刻である。が、今朝はどうしても記録しておかねばならないことがある。昨日、SNSを通じて、とんでもないビッグニュースが飛込んできた。 ENEOSサンフラワーズのアースこと宮澤有貴の、富士通…

つづける

夜どおし風が吹いた朝、レジ袋に入ったゴミが三つ四つと、拙宅前に散らかっていることがある。回収日前夜、お向うのマンションのゴミ置場から転がって来たらしい。弁当の殻や、発砲スチロール・トレー、潰してもいないビールのアルミ缶などが入って、いかに…

結ぶ

「モニタリング」というテレビ番組がある。無邪気な覗き見を寄ってたかって笑い合おうとの趣向だが、オンエアを同時代で観たことはない。どういう基準でか選別されてユーチューブに上げられているのを何回か、こちらもどれどれと覗いてみたわけだ。 ある回で…

趣味

石坂浩二さんがブロードウェイでミュージカルをご覧になったときのこと。プログラムの出演者プロフィール表で、ある女優さんの趣味欄にnose-pickingとあったので、なんのことかと調べてみたら、鼻くそをほじくることだったという。つねに鼻孔を清潔に、スカ…

いいってもんじゃ

まだテレビを観ていたころ、坂本冬美さんが歌唱指導のミニ講義するのを聴いたことがある。カラオケ愛好家へのサービスででもあったのだろうか。 ジーパンにレンガ色のブラウス。髪はストレートにおろして、颯爽このうえもなく、きりっとして魅力的だった。口…

過ぎる

「ラジオ深夜便」の上方演芸の枠で、露の瑞(みずほ)さんの噺を聴かせてもらった。女性の噺家さんだが、なるほど上方落語らしくこってりした感じがあった。 噺の前後に、女性の落語作家さんによるご紹介があって、基礎知識皆無の私には、おかげさまで耳寄り…

ものぐさ

FaceBookとtwitterへの加入登録日は、二〇一一年三月十一日である。東日本大震災の夜だ。テレビを点けっぱなしにしながら、パソコンに向っていたが、情報不足がどうにももどかしく、思い余って登録したのだった。 それまではMixiという、今ではあまり同志を…

大好き

売文をしていた時期がある。書評だとか、解説だとか、ちょいとしたこぼれ噺だとかの雑記事である。署名記事も無署名仕事もあったが、どうしても私でなければならぬ理由などはない、いわば埋草ライターだ。 書いて名を挙げようとか、たんまり稿料を稼げるよう…

根本的

およそ週一ペースで、コインランドリーへ行く。春先までは、家で洗濯を済ませ、陽射しが良ければ物干しへ、悪ければランドリーの乾燥機を使いに行っていた。洗濯機の具合が悪くなった。とうに寿命がきていた機械だから、文句は云えない。 ご近所の佐々木電器…

一縷の

ごきぶりホイホイに、やもりが掛ってしまったことがある。物干し脇の洗濯場でのことだ。そうとう抵抗したと見えて、右手足と、左は肘どころか横腹から尻尾の付根まで、べったりと貼りついている。眼はまだ活きていて、かすかに呼吸もしている。 湯でもかけて…

書込み

久かたぶりに『やもり』を読んだ。今回は『廣津和郎全集』ではなく、あえて昭和三十九年刊行の新潮社版日本文學全集『廣津和郎・葛西善藏集』で。ひと回り小型の、いわゆる赤箱全集である。かつてこの本で、広津和郎を初めて読んだ。当時この版のバラ本が、…

機嫌よく

「面目ねえ。野郎め背中に眼がくっついていやがって」 「とっつぁんのせいじゃねえよ。気にするなってことよ」 相模の彦十も、めっきり齢をとった。 藪から棒になにかって、鬼平犯科帳の噺で。彦十のしくじりというのが、尾行相手に感づかれて、巻かれてしま…

渡世

ユーチューブをうろうろしていて、数ある古ドラマから佃警部補シリーズをついつい観てしまうのには、原作者の夏樹静子さんを偲ぶ気持も少しある。推理小説界の大物という側面は、ここでは措くとして、なんとも率直で可愛げのある、きれいなかただった。 サン…

じつは

銭形平次といえばガラッ八、佃警部補といえば早田刑事。演じるは六平直政。 六平さんは武蔵野美術大学それも彫刻科大学院のご出身で、劇団状況劇場では道具方を一手に引受けた、たいそう腕達者な物造りだそうな。 観た人から一度で記憶されそうな、個性豊か…

そこじゃなくて

佃警警部補シリーズで西郷輝彦さんを観るのは愉しい。スマートで、笑顔が無邪気で。オンエアがさて何年前だったか、まったく記憶にないし、同時代に観ていたはずなのに内容もきれいさっぱり忘れているから、毎回愉しめるわけである。 なかに「望郷」という神…

今さら

駅前で、日本共産党都議会議員の演説があるというので、散歩がてら出掛けてみた。都議会での活動報告と、再来月に迫った選挙での支持要請が十五分。参議院議員による応援演説が十五分。〆て三十分の短い演説会だ。 その十五分後には隣町のスーパー前での演説…

いっぱい。

鉄道乗車以外ではパスモを使わない。今日じつに久かたぶりに使用した。 まず三省堂書店へ。わずか新刊小説一冊と雑誌一冊の買物。残り生存時間に読めるかとの不安があるので、買物もついつい消極的になる。 あわっ、レシートを二枚くれた。と思いきや、一枚…

ちっぽけ

書きまくっているころの坂口安吾は、仕事にへとへとになると二時間眠り、また書き継ぐを繰返していたそうだ。目覚し時計もないのに、正確に二時間だったと、三千代夫人が『クラクラ日記』で回想している。高校生だった私は、いたく感動した覚えがある。一九…

一服

起床後ただちにおこなうこと。窓開け、体重測定、下着を着けて靴下を履く。検温、血圧測定、反故を定型に折ってクリップした専用メモ用紙に、数値と睡眠時間を記入する。表やグラフに転記するのは週に一度か二度だ。で、服を着てデスクに。メールチェックし…

ピンチ!

昔、能楽の見巧者がおっしゃってた。(野上豊一郎だった記憶があるけれども、戸川秋骨だったかも。なにせ五十年前のことゆえ、今どこに埋っているものか、本を捜し当てられない。とにかく世間から権威と目されていた偉い先生だった。) どうおっしゃってたか…

スローウォーク

小説家志望の若者に、歩く速度のギアチェンジを練習しておけと、勧めることがある。スローライフの必要、なんぞという高邁は問題ではない。文士たらんとする者が身につけるべき、いじましくも必死な手管のひとつだ。行く手に立話する人が眼についたら、不自…

コレクション

「タバコください。七十七番ふたつ」 ファミマでの、いつもの注文のしかたである。ケント細巻ロング・一ミリ・メンソール、なんて云ったところで、タバコと無縁そうなお若いバイトさんには、ご迷惑だろう。この云いかたが手っとり早い。 翌朝までの夜なべに…