一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

2022-04-09から1日間の記事一覧

我流

これが、 こうなる。 本日も好天。昨日の残り作業。 鳥たちのしわざで拙宅に来着したネズミモチは、すべからく招かれざる客かといえばそうでもなく、歓迎され共存する樹がひと株だけある。たまたま玄関前の右脇に生立ったため、門前を守る仁王のようで、これ…

吉良常文学論(小説の起源①)五夜連続

お噺、物語――。自分とは異なる、そしておそらくは作者その人とも異なる人物が出てきちゃあ、あんなことこんなことして、こんなふうになる。これを小説というんだと、初めて知った日を、憶えておいででしょうか。 思われませんでしたか。じゃあ「大説」はどこ…