深夜の小公園に人影はない。風もなく、八重桜がひと株、黙って立っている。今を盛りとたわわに咲き誇っているが、若葉も勢いよく芽吹いてきているから、花の独り舞台という姿ではない。 その名も児童公園というのだから、深夜に人影がないのは不思議ではない…
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