中央奥、半分建物の陰になって立っているのがアイツだ。 湯殿で水をかぶるとき、窓を開けると網戸越しに、雑草としては背丈の高い草が、花を着けていた。観慣れぬ新顔だなと思っているうちに、花の先端が白っぽい穂の束となり、どうやらこれがやがて時がくる…
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