一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

好きな女性たち

悪いはキレイ

山咲千里写真集『フェティッシュ』(撮/ピーター・アーネル、スコラ、1994)より 悪そうな女が好きだった。 たとえばヒューマン・ドキュメンタリーに、二トントラックを転がして二児を育てている陸送の女性ドライバーが出てきたりする。十代のヤンチャ盛りに…

長身美形

背の高い女が好きだった。 アカツキがパリ五輪行き切符を手にした。女子バスケットボールチームである。ハンガリーにまさかの苦杯を喫したときには肝を冷したが、第三戦ではランキング上位のカナダに競り勝って堂々の本大会出場を決めた。東京五輪では開催国…

徹夜明け

まがりなりにも社会人だった時分に較べれば、わずかな枚数しか年賀状を準備しない。郵便局にて購入する枚数を、昨年よりまた十枚減らしてみた。思わぬかたから頂戴して、返信が必要な事態にでもなったら、そのときに必要枚別だけ追加購入して間に合せようと…

うたた今昔

長谷川 唯。Getty Images の写真を無断で切取っています。 今の「なでしこ」は強いと思う。 サッカーファンからは、今さらなにをと嗤われてしまうことだけれども、「なでしこ」と聴けば、澤 穂希や川澄奈穂美を想い浮べてしまう世代の年寄りゆえ、お許し願い…

ゴミ作り

一昨年の確定申告の下書き計算用紙が、底のほうから出てきた。 下駄箱の脇にちょいとしたデッドスペースがあって、以前は傘立てを置いてあったのだが、近年はコンテナ籠を嵌めこんで、ひと目で不要と判る広告チラシや DM などの放りこみ場所としてある。コン…

未パネル

被写体は斉藤慶子さんだ。写真集ではない。ウイスキー会社が発行した、一九八四年のカレンダーである。写真撮影は篠山紀信。 カレンダーといっても、製本されてない。大判写真の六枚組セットだ。各写真の下部に、写真を妨害せぬ色合いで、ふた月ぶんの日付数…

下司上等

「闇鍋ジャーナル」ニュース解説動画より、無断で切取らせていただきました。 このところ、田北真樹子さんのファンである。産経新聞社月刊『正論』編集長でいらっしゃる。第一線にてご活躍中の出版人でありジャーナリストであり言論人である。世間知らずの私…

疾風のごとく

篠崎澪『努力夢元』(ベースボール・マガジン社、2023.5) 二人の姉がミニバスのクラブに所属していた。次姉が試合で大喝采を受けるのを観て三女は、私もやると云い出した。小学一年生だった。 負けず嫌い、禁欲的努力家、練習熱心、筋トレの鬼女……富士通レ…

意気込み

「ごごカフェ」を聴いても、「ラジオ深夜便」を聴いていても、いよいよ梅雨到来! まるで警戒警報が鳴らされているみたいだ。 このところ体重が二キロばかり増えた。体感により自分勝手に思い込んでる適正体重よりは五キロ増だ。理由ははっきりしている。生…

退役職人

Momoka Japan というユーチューブ・チャンネルに登録してます。 外国人から「日本大好き」と云ってもらう、星の数ほどある番組のひとつですから、続けざまにいくつか観ようものなら、当然ながら飽きます。ホントかいなとの疑念も湧いてきます。が、ももかさ…

幸福餃子

間もなく午前四時だ。餃子を焼こうかと思い立った。こういうのが気まま老人の幸せというもんだろうか。 須磨佳津江さんのお声が聞える。「NHK ラジオ深夜便」だ。二十歳代のころ、このアナウンサーが大好きだった。お伽噺を歓ぶ柄でも齢でもなかったけれども…

ぴよこチャンネル

「piyoko の韓国 Lab.」というユーチューブチャネルを視聴している。韓国人アラサー美女が韓国の繁華街を食べ歩き案内する動画と、日本各地の体当り旅行で観光しつつ食べ歩きする動画とが四割づつ。その他の随筆的語りが二割といった、バランス良き日韓親睦…

解釈

中森明菜『歌姫ベスト』 カヴァー曲のベストセレクション CD の一枚。台所作業のわが愛用 BGM である。 中森明菜の声が好きだ。しかも収録曲が私でも知る曲ばかりなので耳に心地好い。 ということはオリジナル版の歌手なり作詞作曲者が、明菜さんよりもだい…

参加唄

中島みゆきのアルバム『 I Love You 答えてくれ』を作業 BGM に流してなん日か経ったが、もっとも回数多くリピートしたのは『背広の下のロックンロール』だ。 楽曲も声色も個性強烈にして、聴くものだれもがすぐに判別できる中島節とはいえ、曲色というか唄…

雨はどこから

歳月を経ても、この人の唄の力が衰えないのは、詩の力のゆえだと思っている。 炊事だの洗い物だの、台所作業の BGM としては、古めのモダンジャズを繰返し流しっぱなしにしてある。ゴキゲンで解りやすい音、コールマン・ホウキンズ、ドナルド・バード、ウェ…

自己矛盾

黒田清輝(1866 - 1924)、『湖畔』(部分) ふいのことがあってこの数日、横光利一について思い出している。そんなつもりはなかったのだ。 困るのである。残された時間に、一度は読んでみたい本や、もう一度読んでから死にたい本が、山積している。まだ読ん…

完走

『しんぶん赤旗・日曜版』2022.3.12. シリーズ第一回放送から三十年、「赤い霊柩車」が今回放送をもってファイナルとなるそうだ。主要メンバー一人も欠けることなく、全員そろってのゴールだという。 亡父の後を継いだ葬儀社の娘社長が片平なぎささん。商売…

原点

五年ぶりに、あのバブリーダンスの動画が、ユーチューブで飛び交っている。あのダンス、といってお解りでない、もしくは思い出せない向きには、蛇足紹介も必要か。 京都に橘高校吹奏楽部があれば、大阪には登美丘高校ダンス部がある。 2017年の全国高校ダン…

嗅ぎたい

志賀直哉(1883 - 1971) 人間に踏込もうとすれば、どうしたって匂いの噺になる。 井伏鱒二と永井龍男の対談は、昭和四十七年(1972)一月号の雑誌に掲載された。前年末に発売されたはずだ。対談はさらに前だ。その年の十月には志賀直哉が他界したばかり。そ…

お風呂

本橋麻里 「一緒にお風呂に入りたい美人アスリート、トップ10」。アンケート体裁の、他愛ない思いつきのような YouTube 動画だけど、考えさせられちゃった。 恋人にしたいとか、H したいじゃねえんだ。一緒にお風呂。ビミョー。10位 本橋麻里(カーリング)…

かくれもない

「ひさご」の女将おチカさんが珍しく記者クラブを訪問している。どういう場面だったのだろうか。 昨日の続き、NHK 初期のテレビドラマ『事件記者』の一場面である。共有スペースである応接セットに呉越同舟寄合っての談笑。坪内美子さんもご一同も笑顔だ。左…

珈琲はお好き?

『遥かなる山の呼び声』(監督 山田洋次、松竹、1980)より。 ―― あのぅ、ハンカチ渡しても、いゝですか? 『家族』『故郷』と連なってきた、いわゆる民子三部作のなかでも、この作品はことに好きだ。北海道を舞台にした代表的作品と人気の『幸せの黄色いハ…

久慈

お若い友人の水奥さんから、珍しい食卓のものを頂戴した。 水奥さんは高校の国語科の教諭だ。学生時分の環境には、将来作家となって文界の第一線に出ようとか、編集者なりディレクターなりとなって集団創作の現場に身を置いて活躍しようなどと考える学友が、…

あの台詞

小津安二郎監督『秋日和』(松竹、1960)。 小津安二郎映画のなかでも、『秋日和』と『小早川家の秋』は、私にとって格別だ。司葉子さんが東宝から招かれて、出演しているからだ。ほかに理由はない。 娘の縁談に心を砕く父親の心境となれば、いく本もの傑作…

お返し

李姉妹 ch より。 「李姉妹 ch」は日本在住中国人姉妹によるユーチュ-ブ・チャンネル。登録者数三十三万七千、再生回数六千万回を超える人気チャンネルだ。 ちなみに、とあるディレクター氏が立上げてくださり、この一年ほど私が喋ってきたチャンネルは、本…

小石大石

内尾 聡菜(うちお あきな)背番号25。『FUJITSU SPORTS ATHLETE PROFILE 2018▸2019』より無断で切取らせていただきました。 横浜文化体育館が長年の役割を了えて、ちかく取壊されると決っていた。レッドウェーブにとって、このコートでの最後の試合となる日…

人気

ワシントン・ミスティックスでの町田瑠唯。予想どおり大型選手に手を焼いています。が、予想どおりスピードと視野の広さと、瞬間判断の的確さと、パスのセンスと技術は、光っています。 これも予想どおり、世界一小型のポイントガードは、ワシントンのファン…

思い出す

釜めし・焼鳥「田毎」女将さん。(デジタル日刊ゲンダイから無断で切取らせていたゞきました。) 盛り場といえば、新宿・池袋で生きてきた。その周辺、巣鴨・高田馬場、大久保・中野も、少しは知っている。社会人として動きがもっとも活発だった年ごろでさえ…

うちのひと

渡辺達生撮影、墨田ユキ写真集『MADE IN JAPAN』(ワニブックス、1993)より無断で切取らせていたゞきました。 男から視て都合の好い女、と片づけてよろしいものかしらん。いえね、『濹東綺譚』のお雪のことなんですが……。 墨田ユキさんは、新藤兼人監督の映…

ある時代

たいへんなニュースがとび込んできた。 レッドウェーブのシィこと篠崎澪が現役引退を表明。松蔭大学時代からの後輩でもあった内野智香英も、引退を表明。司令塔町田瑠唯の渡米と合せて、レッドウェーブは大幅に変貌することになる。 昨年の、フォワード陣の…