一人のウグイス嬢の指が、しずかにマイクのスウィッチをオフにした。 山中美和子さんが後楽園球場で初めてマイクの前に腰掛けたのは、一九七七年のこと。長嶋茂雄はすでに現役を退いていたが、王貞治はまだ現役だった。「四番、ファースト王、背番号一」と、…
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