一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

2021-05-11から1日間の記事一覧

視詰める

鬼平でも剣客商売でも、視線を切結ぶだの眼の奥を覗くだのと、互いに視詰め合う場面または台詞が、しばしば出てくる。しかし日常の暮しで、他人をそれほどしげしげと視詰める機会が、あるものだろうか。 想像中では、また頭のなかでは、たしかに意識し考えて…

習う

緊急ナントカで先行き不透明だけれども、近ぢか読書会に参加する予定が入っている。何十年ぶりだろうか。 ごくお若い元教え子さんらが、読書会を立上げると耳にして、末席に混ぜてもらえないかと願い出て、許されたのだ。おそらく私の知っている本などは読ま…