一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

ズズッ

――口上――

 ふと気づきますれば、当ブログ、立上げましてより、三十日目にございます。
 もとより、時代遅れのネット弱者にございますれば、お見苦しきことども数かずと、承知いたしおるところにございます。

 この間、どちらのどなた様とも存じ上げませぬ、八十八名もの登録読者さま、まことにありがとうございます。また、ご縁をもちまして、お通りがかりくださいました皆々さまをも含めまして、三千二十ものアクセス、まことにありがとうございます。さらには、もったいなくも七百六十六個ものスターマーク、まことにありがとうございます。

 すでにお気づきのごとく、間口のごく狭い、面白み乏しきブログでございます。流行に鈍感でございます。天下国家も世相も取上げかねます。
 ただただ身辺雑事と、己が道としてまいりました過去の記憶とのみを、思い出し考え直しては、日々進行する耄碌へのささやかな抵抗として、綴りおるのみでございます。どこをどう間違えましても、読者さまがたのお役に立つ筋合いなど、かいもくございません。

 加えまして、クソミ…(もとい)硬軟両様、玉石混交にて、定まった方針などは、とんとございません。
 今後もますます、千鳥足的な逸脱や寄道は避けられそうにもございません。書き手の力量不足もしくは抜きがたき悪癖と、おぼし召しくださいまして、どうかどうかご海容にお付合いくださいますよう、お願い申しあげます。

 ご厚情にお礼申しあげる機会もなき、日頃の非礼のお詫びかたがた、本日の機会を得まして、今後ともなにとぞよろしく、どちらさまにも隅から隅まで、ズズッ、ずいーっと、おん願いあげ、たあてまつります。