
埒もなき老残日記のあいだに挟まりまして、少々宣伝申しあげます。
ここ何年か恒例となっておりました、文章入門講座を本年も務めさせていただきます。当日記を訪れてくださいますあなたさまにとりましては、つとにご賢察のごとく、手前昨今、耄碌甚だしき身ゆえ、息をして動いているナマ多岐をお眼にできる最後の機会となるやもしれませぬ。
もしご興味がお湧きでしたら、猛暑季節のひとときを冷房完備の会場にて、とりとめもなき文学雑談にお耳を傾けてお過しあそばしては、いかがでございましょうか。
つつしんでご案内申しあげます。
催しを主催いたしますのは『江古田文学』編集部でございます。同誌は日本大学藝術学部文芸学科を母体といたします文芸雑誌でございまして、通巻117号の伝統を誇っております。「江古田文学賞」を設置し、将来有望な若手作家の登竜門として、評価されてまいりました。
大学が夏休みに入ったこの時期に、大学施設を有効活用いたしまして、改めて文学的文章とはそもそもいかなるものかと、初心に還って考えてみようというのが、この文章入門講座でございます。
日芸在学生・他大学の学生・日芸受験を念頭に置く高校生など、お若いかたにお解り願える噺を申しあげますが、実際のお客さまは多彩でございます。昨年も「生きてるナマ多岐」はこれで最後かとのご懸念から、旧知のご年配者や古い卒業生なども、多数お運びくださいました。ブログや SNS 上でのお知合いが、オフ会さながらに駆けつけてもくださいました。
まことに遺憾ながら、ご期待に背きまして「最後のナマ多岐」とはなりえず、本年もまた同講座をあい務めさせていただくこととなりました。ですが、どうかご油断を召されませぬよう願います。今度こそ「最後」かもしれませぬ。

開催日までは、一か月を切りました。
台本なしにブッツケで喋らせていただきますけれども、おおよその粗筋(目次ていど)は念頭に置きます。が、今はその粗筋すらも用意できておりません。当日までに頑張ります。
会場所在地は、西武池袋線「江古田」駅改札を出まして、北口方面から徒歩2分でございます。西棟5階と申しますのは、文芸学科のフロアという意味でございます。
正門すぐのあたりに構内地図もございますが、右手前方の「守衛所」でお訊ねくださってもかまいません。
「西棟」は正門から近い建物で、判りやすうございます。エレベーターでその5階へと上っていただきます。
まことに恐縮でございますが、外来のお客さまからは諸経費へのお助けとして、受付けカウンターにて、参加費 3,000円を申し請けます。
参加費に見合うお喋り内容とも思えませぬが、せめてもの穴埋めといたしまして、終了後にお時間の許すお客さまとは、藝術学部構内の散歩をご一緒させていただきます。夏休み期間に入っておりますので、実習授業の見学などはできませんが、めっきり人数の減った学内施設や空教室を眺めて歩くのも、一興かと存じます。
お暑いさなかに、うっとうしい催しのご案内ではございますが、お志おありのあなたさまには、どうかお遊びにお越しくださいますよう、ご案内申しあげます。