一朴洞日記

多岐祐介の老残妄言

さて次は

三好南穂(背番号12)

 今シーズンWリーグ、優勝はトヨタ自動車アンテロープス
 主将三好南穂はすでに、今シーズン限りでの引退を表明。

 なおシーズン通しての部門別表彰において三好は、スリーポイント成功率・フリースロー成功率の二冠獲得。
 スリーポイント:40/77、51,95%
 フリースロー:34/37、91,89%

 最後の最後に、デッカイ花が咲いて、ほんとうによかった。

町田瑠唯(背番号10)、篠崎澪(背番号11)

 準優勝は富士通レッドウェーブ

 主将町田瑠唯は部門別表彰において、今年も当然のようにアシスト王。数日うちにはアメリカへ発つのだろう。
 もしも部門別表彰に、「もっとも走った」部門や「逆境を切り拓いたプレー」部門や「そんなところに得点チャンスがあるのか」部門があったら、間違いなく篠崎澪がダントツ表彰だろう。
 想えば2013年、関東学生リーグで松蔭大学の主将として背番号5をつけていたとき、はじめてこの選手に注目したのだった。それから昨年の東京オリンピック3×3まで、とにかく篠崎澪は、走り続けてきた。

 世界のだれでもなく、この二人の間でしか通らない眼の醒めるようなキラーパスが、この九年間に何百本あったのだろうか。ということは、練習において二人は、あんな奇跡的パスを何万本通してきたのだろうか。

 時代は確実に移る。疫病禍が去ることでももしあったら、さて、次はどのチームのだれを「追っかけ」て、チケットを買おうか。あまり遠方のチームでなければよろしいのだが。